プロボノへの取り組み
まずは、プロボノの定義から
プロボノ(Pro bono)とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身
(中略)
プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略[2]で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれる。現在も弁護士の業界において、もっとも浸透している。
(中略)日本では、プロボノ希望者をNPOなどに仲介するサービスの登録者数が2010年の1年間で前年の2.5倍になるなど、大きな伸びを見せている[7]。企業においてもNECやゴールドマン・サックスが、子育て関連のNPOへのプロボノを社内で募るなど先駆的な活動をしている[8]。アメリカ同様に、日本でも弁護士会などが公益的活動に対する義務的活動時間が設定されている場合が見られ、プロボノ活動として捉えられることもある。公認会計士もPwCあらた監査法人による先駆的な取組みにより、その認知が広がってきている。
Wikipedia 「プロボノ」より
中小企業診断士も、東北復興支援活動を中心に、手弁当で東北へ出向き、地元企業、商店街の復興を支援するなど、幅広く活動している。
① 成年後見人として
2012年から岡山市内の有料老人ホームに入所している祖母の成年後見人を務めさせていただいています。
祖母は2006年から入所していましたが、用地買収に従事した際に相続人の中に知的障害者が複数おり、成年後見人の申し立てに関わった経緯から負担の大きい成年後見人に就任することには及び腰でしたが、どうしても成年後見人に就任せざるを得ない事情が出来、2012年からかれこれ7年間、成年後見人を勤めさせていただいています。財産管理はもちろん、身上監護も年に数回行なっており、今では銀行の記帳や岡山への旅がむしろ快適に思えるぐらいになっています。
あとは、出納簿や領収書の整理が快適になり、ハマったかな、と思える次第です。
② 亡くなった親族名義の森林の相続
つい最近湧いた話ですが、放置されたままになっていた親族の親名義の森林について、森林組合が所有者に代わって間伐材を伐採し、それを販売してその収益で管理費を賄う、との計画があるとのこと。
ただ、委託契約書を見ると、所有者が森林組合に委託料を支払う、という条項があり、これについては、収益が得られない場合は、手出しが発生するものと思料。
委託契約書に押印する前に、相続人の確定が必要とのことで、ますは相続人の調査、そして親族の中で管理できる人に所有権を移転すべく、遺産分割協議書を締結する方向でストーリーを組んでいるところです。
しかも、被相続人が死別と再婚をおこなっていることと代襲相続も一部で発生していることから、つながりのない相続人がいるものと思料され、相続に向かうハードルは高いと思われます。
③ 友人の知人の実家である空き家のリノベーション
東京にいる知人の友人が空き家になっている実家をリノベーションしたい、という話があり、まずは、リノベーションの前提として所有権および担保物権の調査を行う形で参画。
このように、ボランティア以上、副業未満のプロボノで将来の本業につながっていける業務を淡々と行いながら、スキルを上げ、それをシェアしていきながら起業に向けて地固めを行なっていきたいところです。